9人の起業への思いが1冊の本に - 手作り起業ガイド。「脱・専業サラリーマン」試読版(1)

祝!「脱・専業サラリーマン」出版

 

これから何回かに分けて、ビズフォリオ的「手作り起業」の方法を、本の宣伝も兼ねた著者解説付き試読版としてご紹介していきます。

 


手作り起業とは?

自分たち独力で会社設立の準備を進めていき、何とか8月に登記が終わった時の、メンバーの一人がサイボウズの掲示板に投稿した感想です。レヴィ=ストロースのブリコラージュのようだと思い、結構気に入って使っています。

 

三木さん、暑い最中にお疲れ様でした。これも先々日経のビジネスリーダーあたりに掲載された際のエピソードになりますね、手作りの起業だったと(笑)。

 

そんな事に時間を使うのは惜しいので、もっとビジネスプランを練る事に使った方が良い、という意見の人も多いと思います。けど、実際に起業を体験してみて、あらためて手作り起業への思いを強くしました。

 

それでも尋ねられれば、複数のメンバーで起業する方式をオススメします。そして、出来る限り金で済まそうとせずに、自分たちでやる事(do it ourselves)が重要です。「自分達はコアだけをやって、残りはアウトソーシングする」という経営スタイルがありますが、そういう効率的分業は楽しくない=不幸せのモトです。ここまでの失敗ばかりのドタバタを書いてきて、切にそう信じたい所です。キャリアコンサルでプランドハプンスタンス(計画された偶然性)と呼ぶドリフトをこの先も楽しんでいきたいと思います。

 「脱・専業サラリーマン」より引用

タイトルは、自分起点の人生を取り戻すイメージ

最初のタイトルは、ストレートでシンプルに「スタートアップ体験記」でした。体験に対する思いが強かったので、タイトルにも入れたい、というのが理由でした。ドラフトが出来た時点でメンバーに読んでもらい、あるメンバーからの感想にとても心を打たれました。志が同じメンバーとは言え、たった一人でも心を動かした人がいたという事実を大切にしたいと思い、タイトルを「脱・専業サラリーマン」に変更しました。

 

「専業サラリーマン」の記述がありますが、このフレーズからこの本のタイトルまたはサブタイトルに「脱専業サラリーマン」を使ってはどうかと思いました。
この言葉には何か他人に預けていた自分の人生を、自分基点に取り戻すという様なイメージがあるように感じました。

 

専業サラリーマンというフレーズは、割と早くに思いつきました。サラリーマンも主婦と同じ道をたどるのかなあ、と思っていたら専業サラリーマンというフレーズが頭に思い浮かびました。

 

かつて、主婦はただ「主婦」でしたが、今では「専業主婦」と呼ばれています。みんなが起業して、今のサラリーマンが「専業サラリーマン」と呼ばれる日が近い将来に来るかもしれません。この本が、そのきっかけになれば最高です。

「脱・専業サラリーマン」より引用

「自由な気分」を味わえる人を、もっと増やしたい

この本は、自分たちと同じ複業サラリーマンを増やしたくて書きました。けれども、サラリーマン対起業家という図式でむやみやたらと起業をあおるような本ではありません。「有給で旅行」とは本質的に異なる「自由な気分」を少しだけ味わえる瞬間を、できるだけ多くのサラリーマンに持っていただければと、シンプルに願っています。

頭では小商いを知っていながらも、会社員か自営業という二者択一しかないと固定観念に囚われていて全然思い浮かびませんでした。会社勤めと小商いによる複業という、思いもしなかった選択肢がある事を改めて実感しました。今まで、20年以上サラリーマンをやってきて、独立して自営業をやるような度胸もスキルもなく、このまま平凡な会社員で定年を迎えると思っていましたが、何か晴れ晴れとした新しい世界が一気に開けた気がしました

「脱・専業サラリーマン」より引用

 

これは、ブックオフに本を売りに行った時の、「自由な気分」を感じたエピソードです。エピローグに書きました。

査定が終わり、名前などを書く用紙を渡されました。職業欄には、「学生」「会社員」「主婦」「自営業」「アルバイト」「公務員」「その他」の選択になっており、「その他」には自由記述欄があります。今の自分はどれに該当するのだろうと少し考え、「その他」を選んで「会社員兼LLP経営」と書いてみようかと一瞬だけ思ってから、「会社員」に丸をしました。何と無く、スタートアップのおかげで社会の肩苦しい枠から外れた自由な人間に自分が成ったような気持ち良さを感じながら、外の通りに出ました。

  「脱・専業サラリーマン」より引用

まとめ

この本は、メンバー9人の起業への思いが詰まっています。是非、読んでみて下さい。読めば必ず、ビズフォリオ的起業の楽しさが一端でも伝わる、と思います。きっと、脱・専業サラリーマンを目指したくなりますよ!

 


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