面倒な手続きも我慢 - 手作り起業ガイド。「脱・専業サラリーマン」試読版(7)

祝!「脱・専業サラリーマン」出版

 

いよいよ登記です。役所の窓口に行くと考えただけでもうんざり、という方も多いはずです。


登記手続きの分かりづらさ

LLPは手続きが簡単なのが特徴と参考にした本に書いてあったので、登記手続きは全く心配していませんでした。名前や事業内容がほぼ決まりかけた頃、登記の準備のために初めて法務局のサイトを見た時は、本当にどうしようかと途方に暮れました。読んでも全く内容が頭に入ってこなくて、一体何をしたらよいのか全然分からず、「今日は止めて明日にしよう」と諦めました。しかも、そんな日が何日も続きました。

たいした量でも無く全然難しい内容でも無いのに、どうも役所の文章は意味が解りづらくてやる気が失せる独特の書き方です。更に、株式会社の場合とかLLPの場合といったようにそれぞれ独立して分けて手順を書いてくれれば分かり易いのですが、ドキュメントのメンテナンス効率を考えて、出来るだけダブりを避け、異なる部分だけ場合分けで書かれています。

 「脱・専業サラリーマン」より引用

 

これは、登記が完了した時に、法務局から来たメールです。なんだか良く分からない文言でこれでは喜びも半減です。

 

補正をしたにもかかわらず、当初の予定通り、登記は完了しました。あまり期待せずに昼休みにGmailを確認すると、「手続名 登記事項提出書(登記申請用)(法人等用)会社以外の法人,特定目的会社等 上記の手続が『手続終了』となりましたので,お知らせします。」というメールが来ていました。ついに、ついに終了しました。

 「脱・専業サラリーマン」より引用

 

ソフトも分かりにくく、使いづらい

一部オンラインで事前に申請できる事が分かったのですが、これが、また難関でした。

起動してみると、インターフェースは大変古めかしく、大昔のVBソフトの様でした。特に、HTMLが普及する前の様式のヘルプ画面を見た時は、とても懐かしい気持ちが湧き起こりました。説明書のpdfも一緒にダウンロードして色々と画面を触っていたら、突然メッセージが表示され、オフラインモードに切り替わりました。なんとオンラインなのに利用時間は平日の8時半から夜9時までに制限されています。
戸惑ったのはそれだけではなく、利用方法が何度読んでも分からない事でした。ソフトのデザインも説明書の内容も株式会社がメインで、無理やりLLPの申請もできる様に修正したような感じを受けました。

 「脱・専業サラリーマン」より引用

 

 

窓口の人はみんな親切だった。分からなければとにかく訊く

自信が全くないため、役所に書類を提出するというだけで、不備を指摘されるのでは、と身構えて緊張してしまいます。

申請から2日後の夕方、法務局から電話がありました。6ヶ所程確認したいことがあると言われて、「え、6か所も」と、気持ちが少し落ち込みました。

「脱・専業サラリーマン」より引用

 

役所の文書から受ける印象で、堅苦しくて冷たい人ばかり のように思い込んでいました。実際に、補正で窓口に行くと全然違っていました。

少しでも早く補正しようと思い、翌日朝一で法務局に行くことにしました。昨日電話で話した担当の方の名前を窓口で伝えると、髭をはやした、役人らしからぬ風貌の人が奥から出てきました。名前に関しては、本人に確認すると現記載通りで良い、という事だったのでそれを伝え、残りの5つを1つ1つその場で一緒に確認しながら修正する事になりました。本当に親切に色々と丁寧に対応してくれたので、修正ミスも無く、非常に助かりました。

「脱・専業サラリーマン」より引用

まとめ

紋切り型で「嫌がられても」と書こうとしましたが、自分の経験だけで言えば、全然そんな事はありませんでした。とにかく、分かりづらい役所の文書も我慢して何度も読み、それでも分からなければどんどん訊きましょう。きっと親切に教えてくれると思いますよ。

 


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