副業と複業の本質と違い - 複業サラリーマンの時代(4)

サラリーマンが働きがいや生きがいを取り戻すのは、自分の会社を経営する複業が唯一の方法です。 


サラリーマンがこれ以上雇用契約やアルバイトを増やしても、疲れ果てるだけ

大学を卒業してサラリーマンになれば、勤め先からもらう給料が収入の全てとなります。また、定年まで「勤め上げる」つもりで、長い住宅ローンを組んだりするのも普通です。 

  

ところが、思ったように会社で出世しない、給料が上がらない、会社自体が傾きかけている等、色々と当初の思惑と違って来る人も多いと思います。住宅ローンのために転職もできず、「少しでも家計の足しにする」とか「減らされた小遣いを補うため」といった理由で、今すでに副業をやられているサラリーマンも多いのではないでしょうか。 

 

そういう状態になってから、更にサラリーマンの仕事やアルバイトを副業として増やしても疲れ果てるだけです。 

 

自分の会社を経営する、それが最善の答え

ヒエラルキー型の組織、仕事のやり方や売上戦略などが納得いかなくてもやらなければいけない仕事、どんなに合わない人とも我慢しなくてはいけない人間関係など、サラリーマンの仕事自体が「ストレス・欝」の元だと思っています。けれども「生活の安定」と引き換えに、引き受けざるを得ないものです。 

 

ワークライフ・ポートフォリオの考え方から、サラリーマンと並行して、出来る限りサラリーマンの仕事とは「異なる仕事」を手に入れる必要があります。そういったストレスのあるサラリーマン的仕事から離れて、自分の考えたアイデアや方法で商売をするには、自分の会社を経営するしか手はありません。 

 

2つの会社との、新しい関係が始まる

多くのサラリーマンは自分の勤めている会社を「うちの会社」と呼びます。私などは複業サラリーマンになった後も、たまに妻と話をする時に、どちらも「うちの会社」と言ってしまうので、どっちを指しているのか分からない時があるそうです。 

 

今サラリーマンに副業(複業)の話をすると、「うちの会社はそういうの禁止だから」という答えが返ってきます。そういう人は、就業規則が変わっても、複業はしないと思います。経済的理由から副業はしてもあくまで勤め先が「うちの会社」でしょう。 

 

もし多くのサラリーマンの意識が変わり、勤め先とは別に本当の「うちの会社」を持ったら、ワークライフはどう変わるでしょうか。いままでどおりサービス残業を続けるでしょうか?メンタル不全で就労できない人も増え続けるでしょうか?結局、定時で帰っても家で自分の会社の仕事をするのは同じ過労なのでしょうか? 

 

上手くいってもいかなくても、自分の商売から得られる「働きがい」はサラリーマンのワークライフをきっと変えるはずです。これこそが、経営者や政府から言われなくても、サラリーマン自らができる「働き方改革の実現」につながると信じています。