自分たちで作る、新しい組織の形 - 複業サラリーマンの時代(5)

せっかく複業サラリーマンになり、自分の会社を経営するのであれば、既存の会社の嫌な所を全く含まない新しい組織にしたい!と思うのが正直なところです 


起業するなら、仲間がいた方が良い(Do it ourselves)

フリーランスの個人事業主になるより、仲間と自分たちの会社を起こした方が、面白いと思います。もともとやりたい事が明白なら、脇目も振らずストレートに事業を始めた方が手っ取り早いです。何かを決めるのに、いちいち多数決を取って決めるのは確かにかったるい限りです。 

 

サラリーマン生活に悩んで色々と策を模索しながら複業サラリーマンを目指す人は、ぜひ仲間を見つけて下さい。その方が自分でも思いもしなかった遠くまで進める可能性があります。なにより楽しいです。 

 

仲間と共同で、事業を起こす

少し古い本ですが、太田 肇ベンチャー企業の「仕事」―脱日本的雇用の理想と現実によると、旧態依然の会社が嫌で独立してベンチャー企業を起こしたのに、マネジメントをどうすればよいか分からず、結局嫌だったはずの会社の真似をして組織を作ってしまう会社が多いそうです。 

 

サラリーマンなら避けられない人事評価や査定。評価に一喜一憂する、まさにサラリーマンの悲哀が漂います。査定はするのもされるのもとにかくイヤ、という人も多いと思います。 

 

仲間を見つけて一緒に会社を作って事業を始めると、ヒエラルキーが生まれ、段々と仲間を査定したり/されたりといった関係に変わります。一人が代表権を持つ社長になり、時には周りに反対されても自分の経営方針を貫き、自らの責任で会社を動かしていく事になります。更に規模が大きくなると、大株主の意向に沿うように経営をしていく必要が出てきます。 

 

当たり前だと思いながらも、複業サラリーマンとしては何だか寂しい感じがします。本当に仲間で事業を起こす事は出来ないのでしょうか。それは甘すぎる考えなのでしょうか。 

 

株主も社長も上司すらいない、本当の「うちの会社」

LLP(有限責任事業組合)は、メンバー全員が共同で事業を行う組合契約を結ぶ新しい事業形態です。会社法で定義された会社ではない事で、色々と不便な事も多いですが、サラリーマンとの兼業ならば、こういった掛け値なしで「うちの会社」と呼べる新しい組織形態に挑戦してみませんか。複業の強みで、たとえ失敗してもリスクはそんなに大きくありません。 

 

LLPには上司も社長も株主もいません。全て自分たちで出資して、自分たちで経営して、自分たちで事業をします(もちろん、サラリーマンやアルバイトを雇う事は出来ます)。働き方改革を実現するには、新しい組織形態が不可欠だと思います。