
リーダーは、即決型か熟考型か? どちらがより今の時代に合っているのでしょうか?
令和時代に求められるリーダーシップとは?
リーダーシップのスタイルは、昔から議論されてきました。
これまでのリーダーの特性を研究すると実にバラバラで、「これが理想のリーダーだ」という絶対的な特性は見つかりませんでした。そのため、「場」によって決まる、という説があります。「場」とリーダーシップのスタイルのマッチングが重要というワケです。
今日は、令和のビジネス環境にマッチするリーダーシップのスタイルを紹介します。
早く決断し、早く間違いに気づけば早く軌道修正
リーダーには様々な意思決定が求められます。その時に、早さを優先するのか、失敗しないように熟考するのかは、リーダーシップのスタイルとして議論が分かれるところです。
Entrepreneurのリーダーシップのスタイルに関する記事「5 Stories That Will Make You Rethink Your Leadership Style」によると、結果を恐れずに、早さを優先した方が良いと述べています。
速く考える
悪い決断をしたくないので、Jakstisは時間をかけて最善の答えを考え出しました。 ただし、(考えていて)停滞する事は大きなチャンスを逃すことを意味する場合があります。 「優れたリーダーは、あらゆる種類の問題や機会を聞いて、会社に利益をもたらす重要な決定を下すことができる必要があります」とJakstisは言いました。 「それが失敗でうまくいかない場合、少なくともより早くわかるでしょう。もし正しければ、それで終わりです」
記事の抄訳です
早く決断し、早く間違いに気づけば早く軌道修正すべき、というのが結論のようです。今、多くの企業では、組織のアジリティー(迅速さ)が課題になっています。リーダーの意思決定は、実現の重要なキーです。
失敗した時の損害の大きさから、即決を選ぶ
今回は、リーダーシップのスタイルを見直すなら、まず「早く考えて決める」事を説明しました。大昔の中国でも、戦略の大家である孫子がスピード重視を強調しています。
智者といえども、そのあとを善くすること能わず。
ゆえに兵は拙速を聞くも、いまだ巧久を睹ざるなり。
浅野裕一「孫子 (講談社学術文庫)」 より引用

これは、熟考してダメだった場合の失敗の大きさを問題にしているので、「何でもいいから早くしろ」と単純に言っているわけではありません。
これからリーダーシップを身に付けたいと思う方は、「早く考える」習慣を心がけてください
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