
リーダーとマネジャーの違い、その重要なキーは何でしょうか?
リーダーシップには、ヴィジョンが重要
自分の夢を実現しようとがむしゃらに行動する人は、その強引な所から割と周囲の反発を招きがちです。
ところが、そのヴィジョンが魅力的だと分かり、また本人の熱意に負けたりすると、当初反対だった人が強力なフォロワーに変わったりします。
リーダーシップには、ヴィジョンの共有が求められます。今回は、マネジャーとリーダーの比較を通して紹介します。
指示ではなく、ヴィジョンで人を成長させる
日本では、マネジャーは管理者と通常は訳され、「上からコントロールする人」という意味に捉えられる事が多く、マネジャーという単語に関する印象はあまり良いものでは有りません。
実際に、欧米ではどうなのでしょうか。
「リーダーとマネジャーの違い」といった類の記事は、欧米人の好みらしく、ネットでもよく見かけます。それらを読むと、日本ほどでは無いにしても、そんなに良い印象は無い感じです。
Lifehackに、典型的なリーダーとマネジャーの比較の記事「8 Differences Between a Leader and a Manager」が載っていたので紹介します。まさにそのタイトル通り、リーダーとマネジャーの8つの相違を述べています。
リーダー | マネジャー |
---|---|
影響力 | 権力 |
フォロワーを持つ | 部下を持つ |
文化にフォーカス | 結果にフォーカス |
将来にフォーカス | 現在にフォーカス |
成長の機会を見る | 失敗を見る |
ヴィジョンを形作る | 指示を与える |
リスクを取る | 安全に行う |
自信を与える | 効率性 |
細かい解説を読むまでもなく、内容は想像通りです。その中で、ヴィジョンを形作る 対 指示を与える(Casting Visions vs Giving Instructions)はヴィジョンという単語が出てくるので、少し詳しく紹介します。
ヴィジョンを形作る 対 指示を与える
マネジャーは人々にルールに従うよう説得するのが得意です。 一方、リーダーは、人々を強制するのではなく、コーチします。
自分が一番と思える先生は、熱心なバスケのコーチでした。もちろん他にもすごい先生や教授はいましたが、コーチの実践的なメソッドはすぐにピンときました。単に指示を与えるだけではありませんでした。全てのゲームの前には、ホワイトボードに走り書きされた幅広い計画を見せて、興奮がちに我々と共有しました、彼は単純に良いバスケの選手になる方法だけでなく、スキルを最大化し、そう強くないエリアの成長をコーチしてくれました。私は、シーズンの終わりまでには、良い選手ではなく、より良い人間になっていました。
記事の抄訳です
このコーチには、選手の人間的に成長した姿や理想のプレイがヴィジョンとしてあり、それが選手にも伝わったのでしょう。しかも押し付けではなく、選手自らが成長するように促すという、リーダーシップの特徴がみられます。
部下の掌握スキルよりも、自身のヴィジョンを確認
今日は、リーダーとマネジャーの違いから、周りにヴィジョンを見せる、自らの成長を促すリーダーシップを紹介しました。
日本では、リーダーシップを身に付けたいと言う人にその理由を聞くと、大抵はマネジャーのスキルだったりします。端的に言うと、実現したいビジョンが有り、それを周りに示す事でフォロワーが増えていき、全員の協力でビジョンが実現する、というのがリーダーです。
出る杭になるのを恐れずに、走り続ける事がリーダーには求められます。リーダーシップを身に付けたい人は、部下の掌握スキルよりも、まず実現したい自身のヴィジョンをもう一度確認してください
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