
趣味が仕事になれば、楽しい事でお金も稼げる、まさに一石二鳥です。でも、本当でしょうか?
「趣味を仕事に」は、是か非か
会社の仕事は、一般的にはあまり気乗りするものではありません。日本だけでなく、Blue Mondayというフレーズが有るように、仕事始めの月曜日が憂鬱なのは東西でも同じのようです。
では、いっそ好きな趣味を仕事にすればどうでしょうか。好きな事がやれてお金も稼げる、まさに一石二鳥です。でもそんなに上手くいくものでしょうか。「趣味の時は楽しかったけど、仕事にすると辛い」という話を聞いた事もあります
今回は、趣味を仕事にする事について、考えていきます。
ネットの普及が、趣味を仕事にする機会を格段に増やした
まず、仕事以外に趣味をもつ利点を紹介します。
Entrepreneurの記事「8 Ways a Hobby Makes You Better at Your Day Job」では、趣味を持つ事で、サラリーマンの仕事への良い影響を紹介しています。
趣味のおかげで、仕事の上でも会話に幅が出るやストレスの減少、週末は気持ちがリセットされる等の利点が述べられています。日本でも会社人間の弊害が唱えられて久しいので、この辺りは良く知られていると思います。さらに、創造性が増すという事もあるそうです。
趣味を持つ最も大きな利点の1つは、創造性を増してくれる事です。これはあなたの専門性に数多くの影響を与えます。例えば、屋外で自然の写真を撮る趣味は、仕事とは異なる創造的な意思決定をします。どのようにショットをとるべきか? どの角度から撮るべきか? そのような楽しみのある方法で問題解決の能力を持つことは、私の仕事に新しい視点をもたらし、必要に応じて創造的かつ建設的に解決策を生み出すことができます。
記事の抄訳です
趣味で成功するまで、サラリーマンを辞めてはいけない
最近では、プロとアマの境が段々薄れてきています。理由は2つ考えられます。
- 従来と比較してとても簡単に、しかも、ほぼタダでインターネットで知識を得る事が出来るようになった事がアマチュアのレベルアップにつながった。
- 恐らく、昔からプロ顔負けのマニアと呼ばれる人はいたはずだが、ネットを使って、簡単に自分のスキルを紹介したり、仕事の依頼を受けたりする事がお手軽にできるようになり目立つようになった。
やはり、インターネットの普及がビジネスチャンスの原因と言えそうです。
「5 Ways to Turn Your Hobby Into a Business」という記事で、 趣味を仕事にする方法をInc.が説明しています。
残念ながら、記事はそんなにとっておきの秘訣が書かれているわけではなく、SNSを使う、インフルエンサーを探す、特定の集団で試してみる、といった普通のスタートアップの方法が載っています。更に、SNSはビジネスパートナーを探す手段にも使える、と述べています。
最後の「戦略をたてる」という箇所を紹介します。
ラッキーだったと思える人もいますが、良い戦略が成功と失敗を分けます。 予算内で出来るマーケティングについて全てを学び、誇張なしに自分自身を宣伝する準備をしてください。
なぜなら、ネットショップを作ったりSNSで直接販売したり、と選択肢は無数にあります。趣味を仕事にするには、かつてない絶好の機会です。全世界でも地域でもこれまでにない方法でアクセスできて、顧客基盤を拡大する無料ツールもあります。
そこまでに達するには時間と忍耐が必要です。 市場におけるすべての競争の中で、成功は、顧客にあなたの価値をどの程度上手に伝えられるかに掛かっています。 あなたの顧客が急速に成長し、完全に従事できるまで、日々の仕事を止めないでください。
記事の抄訳です
結局、趣味を仕事にする事の最も重要なアドバイスは、「サラリーマンの仕事に取って代わるほど大きくなるまで、会社は辞めるな」でした!要は複業のススメですね。
趣味を複業に、自分の世界を広げて色々な人とつながる
中学生がいじめで自殺、という不幸なニュースを聞いた大人は、「卒業したらもっと大きな世界があるのに」と残念に思います。しかし、中学生にとっては学園生活が全てです。
気をつけないと、サラリーマンも、いつの間にか務めている会社が全てになってしまいます。知らず知らずに「会社イコール自分」の世界になっていきます。
複業を始めて、もっと自分の世界を広げ、色々な人とつながりましょう。人生がもっと豊かになりますよ!
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