· 

会社を形にしていく - 手作り起業ガイド。「脱・専業サラリーマン」試読版(4)

祝!「脱・専業サラリーマン」出版

 

メンバーが決まれば、次は会社の設立です。

 

ビズフォリオが使ったLLP(有限責任事業組合)の制度は、株式会社より簡素化されており、4つの項目を決めればそれなりになります。


名前を決める

名前には全然苦労しませんでした。候補はわずかに5つでした。

 

LLPの名前は、メンバーから募集して、サイボウズの投票で決める事になりました。何百も名前の候補を挙げた中から苦労して決めたという話をよく聞いたりしますが、このメンバーはあまり関心がないのか、かなり低調でした。名前を挙げたのは5人だけで、  
ポートフォリアン  
ワイザーピラー  
ポルトフォィユ  
ファヴール  
ビズフォリオ  
の5つを候補に、7月22日期限で投票となりました。自分で候補を出した人は、自分の案には投票できない、というルールです。

 「脱・専業サラリーマン」より引用

 

たった5つの候補なのに、発音が難しそうなフランス語が2つもありました。投票の結果、ビズフォリオになりましたが、もし他の名前になっていたら、この後の活動も違ってきたのかどうか。気になる所です。

 

事業内容を決める

ここでの事業内容とは、実際にやる事ではなく、やる可能性がある事業があれば組合契約書に書いておくというものです。でないと、何か新しい事を始めるたびに、登記し直す事になってしまいます。

まずは、「何をするか?」を話す事になりました。今回の打ち合わせでは、組合契約書に載せる文言を挙げる事が目的だったので、とりあえず可能性がありそうなものはすべて列挙する、という前提にしました。集中して次々に挙げていく、という風にはならず、誰かが1つ挙げると話があらぬ方向に進んで発散してしまい、一通り話し終えたらまた戻り、という感じで進んでいきました。たった10個くらい挙げただけで、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。

 「脱・専業サラリーマン」より引用

 

組合契約書の事業内容は、株式会社の定款に当たります。余りにも抽象的に考え過ぎたせいでなかなかまとまらず、長々と打ち合わせをする羽目になりました。 

 

結局、発散しまくった話の中から拾ったキーワードを書いた、断片的なメモのみがアウトプットとして残りました。事業内容は、余りに最大公約数的な効果を狙ったため、抽象的過ぎて、半分位は使えない感じでした。「物品の製造販売」や「業務受託」「人材の仲介」など、もう少し具体的にしないと、登記時に「許認可業務に該当するのか」等、突っ込みを受けそうなイヤな予感がしました。

「脱・専業サラリーマン」より引用

 

結局決まったのが以下の14個です。これだけ見ると、怪しすぎて一体何の会社なのか全くわかりません

 

出資金の額を決める

金がいくら必要なのか全然分かりませんでした。商売で必要になったら増資すれば良いので設立時はそんなに大きな金は不要ですが、経費で買いたいものが有ったので思惑おもわくは少し外れました。

まだ具体的に何をやるか決まってもいないのに、出資金がいくら必要かと言われても正直答えようがありません。とりあえず、1万円・2万円・5万円・7万円・10万円の5択にしてサイボウズで投票することにしました。何も決まってないとは言っても最初に大きな仕入れをするようなビジネスははなから眼中に有りませんでしたが、個人的には経費でパソコンとMS オフィスを買いたかったし、一年に一回くらいは合宿でもして、といった費用も含めると50万位でも全然問題はありませんでした。「どうせ金を使うんだったら経費で落とした方が…。」と真っ先に考えてしまうこの辺が、染み着いたサラリーマン根性の悲しさです。

「脱・専業サラリーマン」より引用

 

 

 「大金を集めたのにメンバーが使い込んでしまった」となっては笑い話では済まないので、これで良いのかもしれません。

 

損益分配方法を決める

LLPの特徴の1つは、出資金の比率とは関係なく、利益の分配が出来る事です。と言っても、プロジェクト毎の損益を利益分配に連動させるという当初の案は難し過ぎでした。

一人悩んでいたら、そもそも利益がどれだけ出るかも全然わからないのに、今の時点でそんな事に悩むのはバカらしいという思いに、悩んだ挙句に突然変わりました。直ぐに、全員一律、不満がある人は代替案をあげるように、サイボウズにアナウンスしました。幸い、特に反対も出ずに、色々と悩んだ割には、出資金も全員同額、損益の分配も全員一律、という何も考えていないような結論になりました。

「脱・専業サラリーマン」より引用

 

 

 メンバー同士で揉めるほどの利益が出るまでは、余計な事に神経を使わず、シンプルなのが一番です。

まとめ

LLPは単純です。ご説明した4項目を決めればほぼ終わりです。脱・専業サラリーマンのメンバーが決まったら、会社設立に向けて直ぐに4項目の検討を始めましょう。是非、良い会社を作ってください。

 


ブログ記事シリーズ:手作り起業ガイド。「脱・専業サラリーマン」試読版

関連ページ