
いつの時代でも悩みが多いサラリーマン。AIの台頭や非正規雇用の増加などの時代の流れは、サラリーマンの存在自体を危うくしつつあります。
ランキングで見るサラリーマンの不満
サラリーマンの不満は、いつの時代でも格好のマスコミネタで、アンケート結果をよく目にします。とりあえず、いくつか検索してみて見つかったものを取り上げてみたいと思います。まず、リクナビというサイトに「退職理由の本音ランキングベスト10」が載っていました。
転職経験者100人に退職理由の「ホンネ」と「タテマエ」を調査。
1位 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
2位 労働時間・環境が不満だった
3位 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった
4位 給与が低かった
5位 仕事内容が面白くなかった
6位 社長がワンマンだった
7位 社風が合わなかった
8位 会社の経営方針・経営状況が変化した
9位 キャリアアップしたかった
10位 昇進・評価が不満だった
何故、アンケートの回答がホンネだと分かるのか少し不思議ですが、転職するほど不満だった悩み/問題が分かりました。
次に、今現在仕事に対して不満に思っている事を、ダイヤモンド・オンラインのアンケート調査で見てみます。
ダイヤモンド・オンラインでは、読者に対して「いまの会社、仕事で一番の不満は?」というアンケートを実施。5万2372人から回答を得た。
「不満はない」とした回答者は38%だった一方、不満を持っている人は62%に。その内訳を見ていくと、最も多いのが「給料」についてで全体の24.6%を占め、次いで「人間関係」(14.9%)、「仕事内容」(13.0%)が続いた。最近、多くの企業が削減に取り組んでいる「残業時間」は9.4%と、10人に1人にも満たなかった
4割弱の人は不満が無いというのは、ちょっと意外でした。
問題を整理すると、悩みは大きく3パターン
ダイヤモンドオンラインでは1位の給与が、リクナビだと4位になっいるなど、多少の上下はあるにしても、ダイヤモンドがまとめた「給料」「人間関係」「仕事の内容」という3つに大きくは分けられると思います。
これらの殆どはいちサラリーマンの努力でどうにかなるものではありません。逆に言えば、確実にどうにかできる手段が無いので、多くのサラリーマンは悩んでいると言えます。なので、この手の悩み相談の回答も「自分のできる事にフォーカスする」とか「諦める」等といったものが多い気がします。
悩みに対する「認知」を変えて、問題を解決
自分の会社を経営していて、「生活の安定のために一定時間を雇用契約で売っている」という意識が持てれば、多くの問題は解決です。実際に給料が上がったり、仕事の内容が変わるわけではありません。サラリーマン生活に対する「認知」が変わるので、問題が問題で無くなってしまいます。
複業による脱・専業サラリーマンは、明確な意図をもって始めたわけではありませんが、平凡なサラリーマンが自分自身のワークスタイルの変化を振り返った時に、実体験から出したサラリーマンの悩みに対する答えです。
これから何回かに分けて、なぜ複業による脱・専業サラリーマンなのか?サラリーマン自身が働き方を改革する方法について考えていきたいと思います。
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